JR高円寺駅南口から徒歩2分、雨に濡れずに通える歯科医院です。高円寺・中野・阿佐ヶ谷周辺にお住まいの方で、ご自身の歯でずっとお食事をされたい方は、当院にご相談ください。
診療時間 | 9:00〜13:00 / 14:30〜18:30 |
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休診日 | 木曜・日曜・祝日 |
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歯肉の腫れ・出血
歯周病の初期段階「歯肉炎」では、歯と歯の間や歯と歯ぐきの境目にプラーク(細菌のかたまり)がたまり、炎症を引き起こします。
その結果、歯肉が腫れ、わずかな刺激でも出血しやすくなります。
歯がぐらつく
歯周病が進行すると、歯を支えている歯槽骨(しそうこつ)という骨が徐々に溶けてしまいます。
その結果、歯がしっかりと固定されなくなり、「ぐらぐらする」「浮いているような感じがする」といった症状が現れます。
口臭
歯ぐきの中で繁殖した歯周病菌は、独特の不快なニオイを発します。
とくに歯周病が進行している場合は、ご自身では気づきにくいほど強い口臭が慢性的に発生してしまいます。
近年、歯周病と全身の病気の関連性について、様々な研究データが出ており、歯周病は歯科だけでなく全身疾患を扱う医科にとっても無視できない病気という認識になっています。
大きな手術の前には必ずプラークや歯石を除去することにより歯周病のコントロールを行うことが各病院でも徹底されています。
歯周病はお口の中ではなく、身体全体の健康にも影響する恐ろしい病気なのです。
心臓に酸素や栄養を送る冠動脈という血管が詰まり(閉塞や狭窄)、心臓に血液がうまく送れなくなる病気です。
心臓に血液が届かないと心臓の筋肉が死んでしまい、全身への血液供給も止まってしまいます。 命にかかわる危険な状態になる場合もある病気です。
「なぜ歯周病だと心筋梗塞になるのでしょうか?」
歯磨き不足でお口の中でたまった歯周病菌の一部は、血管の中に侵入し、血栓(血の塊)を作りやすくなる原因となり、心筋梗塞につながります。
糖尿病は、インスリン(血糖値を下げるホルモン)が十分に働かなず、血液中の糖分が増えて発症する病気です。
重度になると心筋梗塞や脳梗塞、視力の低下や失明の恐れがある恐ろしい病気です。
糖尿病は、歯周病によって悪化することが分かってきました。 これは歯周病が進行すると出血や炎症がひどくなり、血管内に炎症のシグナルが流れ、インスリンを働きにくくするためと言われています。逆に、血糖値の高い状態が長く続くと歯周組織に炎症を起こしやすくするだけではなく、歯周病の進行を早めることも知られおり、相互に悪影響があります。
さらに、歯周病を治療することで2型糖尿病(一般的な糖尿病)の症状が改善することも報告されています。
口から食道に入っていくべきものが、間違って気管に入ってしまうことを誤嚥(ごえん)といいます。
誤嚥性肺炎は、お口の中の物質が食道を通らずに、誤って気道へ入ってしまい、歯周病の原因菌が肺や気管支に感染して発症します。高齢者や寝たきりの方に多く見られます。
歯周病に罹患している部位から、毒素や炎症性物質が血液中に入り、胎盤を刺激すると胎児の成長に影響を与えたり、子宮の収縮を促すなどして低体重児出産や早産のリスクが高まることが明らかになっています。
平成27年2月15日 毎日新聞より
歯周病菌はインフルエンザウイルスを粘膜に侵入しやすくする酵素(プロテアーゼやノイラミニダーゼ)を出します。また、歯周病菌由来の酵素は抗ウイルス薬で抑制できないため、口腔内を不潔にしておくとインフルエンザ感染を助長します。
特に免疫力の弱い高齢者は、インフルエンザが重症化する可能性が高くなります。
「ちょっと血が出るけど、痛くないから大丈夫♪」と放置しないことが大切です。
治療は、主に歯ブラシ指導とスケーリングになります。
治療は、スケーリングに加え、スケーリング・ルートプレーニングという、歯や歯根の表面の歯垢・歯石を除去する処置を行います。
古いつめ物やさし歯は、歯周病の改善の妨げになるため、やりかえます。
進行具合が大きい場合、さらに歯肉の切除や歯肉を開いて歯石を除去する「歯周外科」が必要になります。
分類 | 症状の目安 | 治療 |
健康な歯肉 | なし | 予防として歯ブラシ指導、メンテナンス |
歯肉炎 | 歯肉からの出血 | 歯ブラシ指導、スケーリング |
軽度~中等度歯周炎 | 歯肉の腫れ、歯の揺れ、口臭 | 歯ブラシ指導~SRPが中心 |
重度の歯周炎 | 激しい歯肉の腫れ、歯の揺れ、口臭、噛めない | 歯周外科、抜歯 |
レントゲン検査
歯周病の初期段階「歯肉炎」では、歯と歯の間や歯と歯ぐきの境目にプラーク(細菌のかたまり)がたまり、炎症を引き起こします。
その結果、歯肉が腫れ、わずかな刺激でも出血しやすくなります。
歯周ポケット検査
歯周ポケットの測定は、プローブという専用の器具を歯と歯茎の隙間に入れて、その深さを測定します。
健康な歯肉であれば1mm~2mm程度、深くても3mm程度で、4mm以上の歯周ポケットは歯周病と診断されます。
染め出し検査
歯の表面についた歯垢(プラーク)を専用の染色液で色づけして、どこに汚れが残っているかを目で見えるようにする検査です。
この検査は、歯周病や虫歯の予防・治療の基本となる「プラークコントロール(磨き残しの改善)」のために非常に重要です。
歯周病を引き起こす根本的な原因は、磨き残し=プラーク(歯垢)です。
どんなに歯周病治療に頑張って通っていただいていても、ご自宅でのブラッシングが不十分ですと、歯周病の治療効果は出ません。
まず、歯周病治療のキホンのキが、効果的なブラッシング方法を知ってもらい、実践してもらう事なのです。
前述したプラークは、歯の表面にしつこく粘着するうえに、バイオフィルムという膜で守られています。
このバイオフィルムは口をゆすいだり、お薬では突破できず、歯ブラシの毛先を当てないと落とすことができませんので、歯の隅々まで歯ブラシを当ててもらう事がとても重要です。
歯と歯の間や、歯と歯肉の境目、かみ合わせの面はプラークが付きやすく、虫歯や歯周病が進行しやすいところです。
歯磨きをしない方はそういませんが、自己流でこういったところに歯ブラシがうまく当たっていない方はとても多いです。
そういった皆さんが苦手とするところを共有し、改善してもらう事がとても大切です。
「どんな歯ブラシを使えばいいですか?」
よく聞かれる事ですが、当院では超先細毛(先が細くなっており、歯周ポケットの中に毛先が入りやすくなっている)の歯ブラシをおすすめし、歯ブラシチェックの際に使用しています。
毛の硬さはやわらかめ/普通/硬めとありますが、たいていの方には「普通」の硬さのものをおすすめしています。
歯や歯茎の状態によってはやわらかめのものをおすすめすることもあります。
また最近は、電動歯ブラシを使われている患者さんも多くいらっしゃいます。
一言に電動歯ブラシといっても色々な種類のものがあります。
日常的に使ってらっしゃる方にはお持ちの電動歯ブラシにあった使い方をレクチャーしてます。
歯ブラシはペンを持つようにして力を入れずに軽く持ちます(ペングリップといいます)。
歯ブラシの際に、力を入れてゴシゴシ磨くのは厳禁ですが、この持ち方ですと、余計な力が入りづらく、慣れれば細かくお口の中を動かす事が出来ます。
歯ブラシを歯に対して少し斜め(45度)に倒して磨く『バス法』を基本に、当院では皆さんにお伝えしています。
歯ブラシの毛先が歯と歯茎の境目に当たるようにするのがポイントです。
動かし方は横に小刻みに、1往復2~3本が目安です。
力を入れすぎると歯や歯茎を傷つけてしまうので優しい力で磨くようにします。
優しい力で磨く分、同じところは長くこするようにしてください(一往復20回数えながらやると汚れがしっかり落ちてきます)。
皆さんは歯磨きをするときに、歯ブラシに歯磨き粉をつけて磨き始めていませんか?
実は歯磨き粉をつけなくてもある程度の汚れは水で濡らした歯ブラシで落とせます。
また、最初から歯磨き粉をつけて磨くと、唾液で歯磨き粉に含まれる成分が流れてしまったり、一生懸命ゴシゴシ磨くことによって歯磨き粉の中に含まれる研磨剤(汚れを落とす成分)によって歯がすり減ってしまい知覚過敏につながることがあります。
最後に仕上げで歯磨き粉をつけて、全体的に軽く仕上げ磨きをすることで歯磨き粉の成分を充分に発揮させることができます。
一回で使う歯磨き粉の量は大人の方は2㎝程度(=一般的な大人用歯ブラシのヘッドの部分くらいの長さ)が推奨されています。
歯磨き粉をつけて磨いた後は成分をお口の中に残すために、口をゆすがない事が最も良いのですが、それだとすっきりしないと思う方が多いと思います。
なので少量の水(10ml ペットボトルキャップ1杯分)でお口全体を満遍なくゆすいでみてください。
当院では歯磨き粉は歯周病予防のものと着色・知覚過敏対策のものの2種類をおすすめしています。
専用の器具を用いて歯肉の上についた歯石を除去する処置です。
便宜上、「クリーニング」と呼ばれる事がありますが、れっきとした歯周病の治療です。
通常、メンテナンス時などに行うのは、歯肉より上の部分についた「歯肉縁上歯石」の除去で、通常、数回の通院で終わります。
歯周病の進行した方を対象に、スケーリング後、さらに歯肉の中に着いた「歯肉縁下歯石」の除去をする処置です。
縁下歯石は、特に歯周病を進行させる原因になります。
縁下歯石は歯茎の中にあるため見えづらく、硬いため、超音波スケーラーに加え、ハンドスケーラーを使って丁寧に除去します。
歯肉の中を触るため、局所麻酔を併用することが多いです。
歯石を除去した歯面は、凹凸のない状態に整え、歯石の再付着を防止します。
中程度~重度の歯周病で、スケーリング・ルートプレーニングだけでは十分に症状が改善しないときには、歯周外科治療を行います。
歯周外科治療では、フラップ手術や、必要に応じて歯肉移植や骨移植、歯周組織再生療法を行います。
なにより歯周病の治療で大切な事は、定期的なメンテナンスを行うことです。
難しい事は何もありません。定期的に歯科医院で歯石除去や歯ブラシを行う事によって歯周病の進行はかなり防げます。
逆に言うと、それが出来ていないと、他のどの治療をおこなっても効果は半減してしまうという事です。
頑張りましょう!
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