
「虫歯の治療したのに、また虫歯になるんですか?」
そう言われる患者さんも多いですが、むしろ、虫歯の治療した場所は虫歯になりやすい場所で、二次う蝕と言われます。
それは、治療した部分に使用した素材やセメントが経年劣化し、歯との間に隙間ができ、そこに虫歯菌が侵入して再度虫歯になってしまうためです。
完全に防ぐ方法がありませんが、定期メンテナンスにより、早期発見する事で最小限の治療で済ませる事ができます。
また、残念ながら保険治療で使われる銀歯やプラスチックはプラークが付きやすい、歯との接着性が劣るため、二次う蝕になりやすい材料です。
虫歯治療の際にセラミック材料を使う事で、虫歯が再発しにくくなりますよ(自費治療)。
複雑な虫歯を治療する動画
今回は、つめものの中で深く広い虫歯になってしまった、治療ケースです。
つめものの側面に穴がぽっかり開いています。
このような場合は、中で深い虫歯になっている事が多いです。
実際はどうでしょうか?
是非、動画をご覧ください。
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今後ともよろしくお願いします。
金属の下は巨大な虫歯
今回は、「上の奥歯がしみる」という訴えで来院された患者さんのケースの動画です。
見た目は特に問題なさそうでしたが、レントゲン写真で確認すると、つめものの中で大きな虫歯になっていました。 患者さんの見えないところで虫歯はどうなっているのか。。。
今後は、少しずつ動画も織り交ぜて、治療紹介していけたらなと考えています。
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Case.10
劣化した金属の下がひどい虫歯

今回は、歯が欠けたという事で来院された患者さんです。
つめものの中で虫歯が大きく進行してしまい、何かの拍子に歯が欠けてしまった状態です(左側)。
右隣の歯もつめものが劣化して中に虫歯が進行しているのが見えます。

早速、虫歯の治療を開始すると、想定通り虫歯で歯の中はボロボロになっています。

虫歯を取りきったところで、歯の神経が部分的に露出し、出血が見られました(露髄)。
かなり厳しい状況で、どうするか悩むところでしたが・・・。

幸い、神経からの出血も少なく、神経が露出している範囲も小さかったため、神経を残せる可能性に賭けて、神経を保存する処置をしました。
隣の歯の虫歯の処置をしながらの経過観察になります。
痛みが出ませんように。。。
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Case.9
レジンの下であちこちから虫歯

今回も、白いつめ物(レジン)の中が大きな虫歯になっていたお話です。
何度か虫歯治療をしたのか、つめもの(レジン)がつぎはぎになっています。

レントゲン写真で確認します。
虫歯が確認できますが、つぎはぎの治療のためか、状況がちょっとわかりづらい写りになっています。

レジンを少しずつ除去して虫歯を探っていきます。
あちこちから虫歯になっていますね。。。

う蝕検知液で途中確認します。
まだかなり虫歯が残ってる感じですね、また隣の歯のレジン中も怪しいので、外して調べる必要があります。

最終的に、かなり広範囲にわたる虫歯でした。
治療後にしみるなどの症状がないか、どのような方法で最終修復をするのがベストか、少し悩みの残る治療でした。
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Case.8
レジンの下が思ったより深い虫歯だったケース

今回は、白いつめ物(レジン)の中が大きな虫歯になっていたお話です。
検診希望で受診された患者さんです。
小臼歯が虫歯が怪しい感じです。

レントゲン写真で確認です。
奥側(右側)のレジンの中に虫歯があるのがわかります。
手前側はレントゲンでははっきりわかりません。

治療を開始しました。
手前は小さな虫歯でしたが、奥側は思った以上に虫歯が深いです。

結局、レントゲン写真から想定されるよりも、かなり大きな虫歯でした。

最終的に手前の小さな虫歯はレジンで、大きな虫歯は金属インレーで修復しました。
いかがですか、小さい虫歯のうちに治療するのと、虫歯が進んだ状態で治療するのでは大分結果が違うのがわかるかと思います。
定期歯科受診で、「早期発見、早期治療」といきましょう!
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Case.7
金属のすき間から、虫歯が進行したと思われるケース

他の歯の治療を主訴に来院された方です。
レントゲン写真を撮影した際に、つめ物の下の大きな虫歯が見つかりました。
改めて思いますが、つめ物の下の大きな虫歯、多いですね。。。(><)

お口の中の状態です。
つめものの脇から虫歯が顔を出していますね。

日を改めて治療を開始しました。
つめものを外してみると、虫歯が出てきました。
また、前に治療をした先生がつめたお薬。
こういったものの下にも虫歯が出来ている事がありますので、治療の際には一緒に外して調べます。

やはり、お薬の下もうっすらと虫歯になっていました。
虫歯撲滅まで、あともう一息です。

全ての虫歯を除去したところです。
大きな虫歯でしたが、神経に達する前に発見・治療できたのが幸いでした。
いつものようにお薬をつめて様子を見ますが、おそらくしみる、痛いなどの症状も出ないでしょう。
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Case.6
劣化したレジンの下で深い虫歯

こちらも、他の歯の虫歯が心配で受診された方です。
レントゲン写真を撮影すると、こちらの歯が大きな虫歯になっている事がわかりました。
虫歯の治療でつめたレジンが劣化し始めてます。

症状は全くありませんが、以前に治療をしたレジンの中が明らかな虫歯になっています。
もう神経に触りそうなヤバイ状況です。
ご本人は説明しても、他の歯の方が心配とケロっとしていましたが(^^;)

さて今回も、露髄(虫歯の治療をしているうちに歯の神経が露出してしまう事)に怯えながら、慎重に治療を開始します。
麻酔の効果を待っている間に、手前の小さな虫歯を手早く治療します。
さて、本丸の歯のレジンを外すと、早速、巨大な虫歯が現れました。

う蝕検知液で染め出すまでもありませんが、虫歯を確認します。

ここからは、おなじみのエキスカを使って、さらに慎重に虫歯を除去します。

最終的には、今回も幸運にも神経ギリギリで虫歯を食い止められました。
しばらくは、痛みがでないように祈りながら、経過観察が必要ですね。。。
いつもの話になりますが、定期的な歯科受診と虫歯の早期発見が歯の寿命を延ばす大きな秘訣です♪
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Case.5
レジンの下が深い虫歯

今回は「つめ物が取れた」と来院された患者さんのレントゲン写真撮影すると、もっとまずい状況になっている別の歯が見つかり、急遽治療したケースです。
目視で見た限り、そこまで大きな虫歯があるかどうかははっきりわかりません。
患者さんの自覚症状もまったくありませんでした。

レントゲン写真を撮影すると、いつ痛み出してもおかしくない状況が判明しました。
奥にかぶっているおやしらずも、何とかしないといけないですね。。

さて、痛みが出ていない、今が歯の神経を残す治療のラストチャンスです。
痛みが出てしまったら、確実に神経を取る治療が必要になるのと、麻酔もなかなか効かなくなってしまい、患者さんの苦痛も倍増します。
患者さんにご説明して、急遽、治療を始めます。
いつものように、慎重につめもの(レジン)を外して治療を進めます。

治療途中、う蝕検知液で染め出したところです。

慎重に虫歯を取っていきますが、まだまだ虫歯は取り切れません(色がついているところが虫歯です)。
かなり神経が近くなってきましたので、ここからは機械を使わずに虫歯を除去します。

虫歯の進行した歯は、このようにボソボソになっています。

今回も、なんとか神経ギリギリのところで虫歯を食い止められました♪
つめ物が取れたのが受診のきっかけになったのが、怪我の功名となりました。
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Case.4
金属の側面から深く進行した虫歯

上の奥歯が、しみたり痛む時があるという患者さんが来院されました。
お口の中を拝見した瞬間「これは重症そうだ(><)」と思いました。
さて、虫歯はどこでしょうか。

一番奥の歯のつめものわきに穴が開いています。
こういった部分の虫歯は中で大きな虫歯になっている事が多いです。
加えて「しみる、痛い」という症状があるのですから、なおさらです。

レントゲン写真で確認すると。
想像通り、大きな虫歯でした。
手前の歯も、虫歯がありそうな感じです。

ほぼ歯の神経(青色)まで達している虫歯(赤色)です、今回は、歯の神経を残すのは難しいかもしれません。

麻酔をして、金属を外しました。

赤く染まったところが虫歯です。
真っ赤に染まっていることから、まだまだ虫歯が深そうなのが想像つきます。

今回も、慎重に虫歯を除去しました。
何とか、神経の薄皮一枚ギリギリのところで食い止められましたが・・・、いつものように神経を保護するお薬をつめて、痛みが出ない事を祈ります。。。

しばらく経過観察後、無事につめ物を作り直すことができました。
金属のつめ物は、熱を通しやすいので、つめ物を入れた後に冷たいものがしみるなどの症状が出る事がありますので、さらに経過観察が必要ですが、今のところ症状もないそうです。
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Case.3
レジンの下で神経に触れそうなほどの虫歯

こちらは、下の奥歯の写真です。
特に症状の訴えはありませんでしたが、
歯を観察した瞬間、「虫歯がありそうだな」と思われるような所見です。

私の目には大体このように映っています。

レントゲン写真です。
私が虫歯っぽいと思っていた部分よりも、むしろ手前の部分に大きな虫歯がありました。
もう神経に触りそうな大きな虫歯です。
これだけの虫歯であれば、通常であれば、歯がしみたり、食事中に痛みがあったり何らかの症状があるのですが、無症状のこともあります。

麻酔をして治療開始です。
少し削ると、大きな虫歯が出てきました。

手前の歯にもかかる大きな虫歯でした。
ここまで削っても、まだ、虫歯が残っています。
すぐ下には歯の神経が来ていますから、より慎重に虫歯を除去します。

露髄(歯の神経が見えてしまう事)に怯えながら、慎重に虫歯を除去しました。
なんとか神経ギリギリのところで虫歯がとどまっていました。

虫歯を完全に除去した後、お薬とセメントをつめて経過観察です。
かなり大きな虫歯でしたが、おそらく神経の治療をせずになんとかなりそうです。。。
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Case.2
劣化したレジンの下で深い虫歯

別の歯の治療で来院された患者さんです。
特に症状はありません。
初診時に歯を検査した時、歯のつめものが少し変色して不適合気味になっているのが気になりました。
みなさんは、写真を見てどこかわかりますか?

答え:歯の中央部分です。
レジンという歯科用プラスチックがつめてある状態です。

レントゲンで確認します。
明らかな虫歯があります。
かなり大きいと思われます。

さて、いつものように麻酔をして虫歯の治療をします。
レジンを削って外すと、想像以上に深い虫歯が出てきました。
黄土色の部分はう蝕検知液を使わずとも、明らかな虫歯です。
虫歯で歯が溶けてネチョネチョした粘土のような状態になっている状態です。

慎重に虫歯を除去した後、う蝕検知液で確認します。
それでもまだまだ濃く染色されます。
歯の神経が露出し、抜髄(歯の神経を除去する治療)の可能性が頭をよぎり、あせります。

スプーンエキスカ(機械を使わず、手で少しずつ虫歯を取る道具)で、細心の注意で虫歯を除去し、何とか薄皮一枚、神経ギリギリの場所で虫歯を取りきる事ができました。
まだ麻酔が切れた後に症状が出る可能性はゼロとは言えませんが、当院の治療でこの状態で痛みやしみといった神経の症状が出る事はあまりありませんので、まずは一安心といったところです。
歯の神経があるかないかで、歯の寿命は大きくかわります。
今回のような自覚症状がない大きな虫歯を、歯科医院に来院されたことで、間一髪神経をとらずに済んだ患者さんも多くいらっしゃいます。
痛みが出てからでは、手遅れになっている事が多いです。
皆さん、歯科医院には定期的に通う習慣をつけましょう。
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Case.1
隣り合った2本が大きな虫歯

「下の歯の奥から2番目の歯が痛む」という患者さんです。
お口の中を拝見すると、何だか1番奥の歯も怪しそうなので、歯を叩いて症状を確認してみます(打診)。
やっぱり奥から2番目の歯が痛むけど、1番奥の歯も少し痛むそうです。

レントゲン写真で確認してみました。
やはりどちらの歯も大きな虫歯でした。
2番目の歯が痛みの原因なのかもしれませんが、1番奥の歯の可能性も大いにあります。
両方の歯が原因かもしれません。
いずれにせよ、両歯とも痛みを神経に近い虫歯ですので、神経が炎症を起こして本格的な痛みになる前に治療をして神経の治療(抜髄)にならない可能性を少しでも上げたいところです。
通常であれば、初診時に大きな虫歯治療を2本行う時間的な余裕もありませんので、患者さんに事情を説明して後日治療になるのですが、今回は、予約時間よりも余裕をもって早めに来院していただいた患者さんだったので、何とか当日治療まで進める事ができました♪

まずは、麻酔をしてつめ物を慎重に外してみます。
両歯とも、色々嫌な予感のする所見です。

虫歯を可視化する、「う蝕検知液」で染め出ししてみます。
赤く染まっている場所が虫歯で、濃く染まっているところほど、虫歯は深いです。

手前の歯は一部神経が見えそうなところまで虫歯が来ていました(●部)。
患者さんのおっしゃるように、この歯が痛みの原因だったのかもしれません。
後ろの歯も、幸い神経は見えていませんが、かなり広く深い虫歯で心配な状況です。

急いで、神経を保護する薬を入れた後に、セメントで蓋をして経過観察します。
ほとんどの方はこれで何とかなりますが、痛みが出てしまい、神経の治療が必要になる方もいます。
神経の治療をすると歯の寿命は短くなってしまうので、できるだけ避けたいところです。
慎重に経過観察します。
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