こんにちは、高円寺PAL歯科医院の新井です。
歯と歯の間は、虫歯の好発部位で、「隣接面」う蝕といいます。
歯の脇から虫歯菌が入り込み、気づかぬうちに虫歯になっていることも多いです。
私たち歯科医が見ても、一目では虫歯だと気づかない事もあり、レントゲン写真で発見されることも多いです。
歯医者にしばらく行ってない方で、「最近、物がつまりやすくなったなぁ」と思ったら、もしかすると虫歯になっているのかもしれません。
早めに検診をして悪いところがないか確認しましょう(レントゲン必須)。
Case.10
検診で来院された患者さんの例です。
レントゲン写真で、後ろの歯との間に虫歯が見つかりました。
大きな虫歯になっていると考えられます。
上から見ただけでは私でもどこが虫歯かわかりません。
今回はレントゲン写真で明らかに判別できましたが、虫歯の診断はドクター間でも意見が別れる時があるほど、奥深く難しいです。
自己判断はくれぐれも禁物です。
治療を始めて、虫歯の部分をう蝕検知液で染め出したところです。
真っ赤です。
慎重に虫歯を除去しますが、まだ虫歯が残っています。
虫歯を除去しました。
なんとか神経ぎりぎりのところで踏みとどまりまし
た(^^;)
いつものように、症状がでないかしばらく経過観察です。
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今後ともよろしくお願いします。
Case.9
「歯と歯の間に物がはさまって痛い」という訴えで来院された患者さんです。
お口の中を拝見すると、歯と歯の間に食渣がつまっていて、大きな虫歯の可能性が頭をよぎります。
レントゲン写真で確認します。
思った通り、歯と歯の間から大きな虫歯になっています。
ほとんど歯の神経に触れてしまいそうな状況です。
麻酔をして、歯を少しずつ削って虫歯を除去します。
虫歯を全て除去した状態です。
レントゲン写真で確認した通り、とても広く、深い状況でした。
神経を保護するお薬をつめて、しばらく経過観察です。
神経が痛み出さない事を祈ります。。。
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Case.8
虫歯の治療中の患者さんです。
金属のつめものの下が虫歯になっているのと、隣の歯との間に、食渣がつまっています。
この食渣がつまっている歯のすき間も虫歯になっている可能性が高いです。
金属を除去しながら虫歯を除去していきます。
思ったとおり、隣の歯との間にも虫歯が進行していました。
金属の下の虫歯を全部除去しました。
隣の歯の側面の虫歯を除去したところです。
あまり深い部分まで虫歯が進行していなかったのが幸運でした。
このように、隣の歯とのすき間は虫歯になりやすい場所です。
食事の際に物がつまる事が多くなった方は、もしかしたら虫歯になっているかもしれません。
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Case.7
検診で、虫歯がみつかった患者さんです。
奥(右の〇)側が黒く虫歯が透けて見えますね、割とわかりやすい隣接面う蝕です。
よく見ると手前(左の〇)側も中が白濁してう蝕らしくなっているのがわかります。
レントゲン写真で確認します。
奥側の虫歯は明らかにレントゲンでも確認できますね、手前側の虫歯ははっきりしません。
あとは、虫歯を削りながら確認します。
まずは、奥側の部分から虫歯の治療をします。
少し削ると、落とし穴にはまるように虫歯の部分がでてきました。
最終的に虫歯を除去したところです。
奥の虫歯は、後ろの歯にまで及ぶ虫歯でした。
このように、隣りの歯との間の虫歯は、歯科医院での検査で初めてわかる事が多く、思ったよりも広く深い虫歯になっている事が多いです。
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Case.6
レントゲン写真で、歯と歯の間に虫歯が見つかった患者さんです。
赤い線のあたりが虫歯で、歯の中まで入り込んだ虫歯と思われます。
上から見た感じでは虫歯があるかわかりませんね。
治療を開始します。
レントゲン写真で虫歯が写っていた部分を、上から少し削ってみると、すぐさま虫歯が出てきました。
赤い部分が虫歯です。
慎重に虫歯を削ってみると、かなり中まで虫歯が進行している状態でした。
手前の歯まで、虫歯が進行しています。
虫歯を全て除去したところです。
歯の神経スレスレのところまで虫歯がきていました。
思った以上の虫歯の深さで、治療中ヒヤッときました。
虫歯が神経に到達する前に見つかってよかったです。
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Case.5
他の歯の治療目的で来院された患者さんです。
歯の表面と歯と歯の間に虫歯が見られます。
表面上はあまり大きな虫歯ではなさそうですが、どうでしょうか。
レントゲン写真上では、歯と歯の虫歯が少し中に入りこんでいる状態のようです。
麻酔をして、少しずつ虫歯を削っていきます。
この場面では、レントゲン写真で診断つく程度の虫歯かと思っていたのですが・・・。
虫歯が取り切れているか、齲蝕検知液で調べてみます。
赤く染まっているところが、まだ虫歯が残っている部分です。
思ったよりも虫歯が中に入り込んでいるようです。
よく見ると歯のおしり、つけねの部分にも虫歯があるのが見つかりました。
そこまで深くなかそうに見えますが、どうでしょうか。
後は、慎重に削りながら調べていくしかありません。
全ての虫歯を除去したところです。
レントゲン写真から判断するのよりも、かなり広範囲で深い部分もある虫歯でした。
症状がないうちに治療が進められてよかったと思います。
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Case.4
「歯肉が腫れた」との訴えで来院された患者さんです。
腫れていると感じる歯肉の周辺を見ると、虫歯も見つかりました。
奥歯の前後に虫歯があります。
レントゲン写真で確認すると、特に奥側の虫歯が大きな虫歯で神経に近いところまで虫歯が進んでます。
治療を開始したところです。
少し歯を削ったら、大きな虫歯がすぐに出てきました。
思った以上に虫歯は広く、歯肉の下や、隣の奥歯にも虫歯が広がっています。
さらに慎重に虫歯を除去します。
最終的に虫歯を全部除去したところです。
写真では隠れてしまっていますが、神経が少し見えるところまで虫歯が進んでいました(露髄)ので、お薬をつめて様子見をします。
痛みが出ませんように。。。
手前の虫歯は、次回お痛みがなければ治療を進める事になりました。
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Case.3
こちらも別の歯の治療を目的に受診された方です。
奥歯に少し穴が開いていますが、そこまで大きな虫歯には見えません。
患者さんも特に症状を感じていないようです。
レントゲン写真で確認すると、穴が見える歯の手前の2本が、神経に達するほどの大きな虫歯になっているのが見つかりました。
通常であれば、何かしらの症状が起きてもおかしくありません。
患者さんに状況を説明し、症状が出ないうちに、治療を開始します。
少し歯を削ると、すぐに大きな虫歯が出てきました。
慎重に削りながら、う蝕検知液でチェックします。
まだまだ虫歯が残っています。
最終的には二本とも、神経ギリギリまでの虫歯でした。
いつもながら、症状が出ない事を祈りながら、様子をみます。。。
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Case.2
こちらも別の歯の治療を目的に受診された方です。
特に症状もないため、本人には全く自覚はありませんが、一目見てわかるほど歯と歯の間に大きな虫歯があります。
治療をすると、やはり大きな虫歯が出てきました。
まだまだ虫歯は深いです。
かなり大きく削りましたが、まだ虫歯が残っているのがわかります(赤く染まっている部分)。
慎重に虫歯を除去し、神経ギリギリのところで虫歯をくいとめました。
しかし、手前の歯をよく見ると、神経がうすく透けて見える状態ですので、本当にギリギリです。
このような深い状態の虫歯でも、症状がなく、治療後に痛み出す事もあります。
今回もお薬をつめて、お痛みが出ないかしばらく経過観察となりました。
虫歯を見た目や痛みなどの自覚症状だけで問題ないと自己判断する患者さんがいます。
「痛みのない、問題ない歯を削られた!」と騒ぐ方もいます。
このような症例を見る事によって、症状がなくても歯科医院でしっかり定期検査し、治療を受ける重要性を理解していただければと思います。
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Case.1
他の歯の治療目的で来院された患者さんです。
全体検査の際、ちょっとこの歯、アヤシイなと思いましたが、確証はありませんでした。
(この写真で改めて見ると、かなりアヤシイと思いました)
レントゲン写真で確認すると、かなり大きな虫歯でした。
後日、改めて時間をお取りして、麻酔をかけて治療を開始です。
歯の表面を少し削ると、ボロッと虫歯が出てきました(>_<)
歯と歯の間の虫歯は、大抵は両方の歯に広がっている事がほとんどです。
今回のケースも、隣の歯まで、虫歯は広がっています。
最終的には、かなり神経に近いところまで虫歯が進んでいました。
もう少し遅かったら、危なかったと思います。
他の歯の治療で来院された事が、幸運でした。
しばらく経過観察した後、特に症状がありませんでしたので、隣の歯をレジンで治療後、ジルコニア・インレー(70,000円(税込み/2024年1月現在))で治療することにありました。
治療後の写真です。
特に症状もなく、審美性も高く治療することができました♪
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