
「虫歯の治療したのに、また虫歯になるんですか?」
そう言われる患者さんも多いですが、むしろ、虫歯の治療した場所は虫歯になりやすい場所で、二次う蝕と言われます。
それは、治療した部分に使用した素材やセメントが経年劣化し、歯との間に隙間ができ、そこに虫歯菌が侵入して再度虫歯になってしまうためです。
完全に防ぐ方法がありませんが、定期メンテナンスにより、早期発見する事で最小限の治療で済ませる事ができます。
また、残念ながら保険治療で使われる銀歯やプラスチックはプラークが付きやすい、歯との接着性が劣るため、二次う蝕になりやすい材料です。
虫歯治療の際にセラミック材料を使う事で、虫歯が再発しにくくなりますよ(自費治療)。
Case.31
複雑な虫歯を治療する動画
今回は、つめものの中で深く広い虫歯になってしまった、治療ケースです。
つめものの側面に穴がぽっかり開いています。
このような場合は、中で深い虫歯になっている事が多いです。
実際はどうでしょうか?
是非、動画をご覧ください。
ここまでこのブログを読んでいただいた、歯の治療に関心の高いあなたのご来院、お待ちしています。
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今後ともよろしくお願いします。
Case.30
金属の下は巨大な虫歯
今回は、「上の奥歯がしみる」という訴えで来院された患者さんのケースです。 見た目は特に問題なさそうでしたが、レントゲン写真で確認すると、つめものの中で大きな虫歯になっていました。 患者さんの見えないところで虫歯はどうなっているのか。。。
今後は、少しずつ動画も織り交ぜて、治療紹介していけたらなと考えています。
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Case.29
インレーの下の歯肉まで広がった虫歯

「下の奥歯が噛むと痛む」という症状で来院された患者さんのケースです。
お口の中の状態を確認すると、奥歯の端に穴が開いているのが見えます。
ここかな?

レントゲン写真で確認します。
やはり、奥歯の端が大きな虫歯になっています。
青いラインが歯の神経、赤いラインが虫歯です。
レントゲン写真上では虫歯が神経まで達しているように見えます。
これは、神経を取らないとダメかもしれません。

状況を説明して、治療を開始します。
まずは、つめものを外します。

中のお薬も慎重に外して虫歯を除去します。

虫歯が深く、歯肉の下まで浸食していましたので、歯肉を部分切除し、虫歯を全て除去したところで、奇跡的に神経スレスレの状態でとどまっていました。
何とも言えませんが、神経を残せる可能性が出てきました。

虫歯が神経まで達していなくても、治療前から自発痛(何もしなくても痛い)があれば、神経をとらなければいけません。
今回は、そこまでの症状がありませんでしたので、患者さんと相談の上、神経を取らずに残す方法で様子を見る事になりました。
痛みが出ませんように。。。
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Case.28
レジンの下の深い虫歯2

虫歯の治療希望で来院された患者さんです。
レジンが欠けて大きな穴が空いているのが見えます。
このような場合は、中で虫歯が進行している事が多いです。
(レジンの中で虫歯が進行してレジンに穴が空いた、レジンが欠けたのを放置して虫歯が進行したパターンなどがあります)

レントゲン写真で確認します。
青い線が歯の神経です。
赤い線が虫歯と思われる部分です。
思った通り、神経に達してしまいそうな大きな虫歯です。
患者さんには、神経を取る治療が必要な可能性が高い事を説明します。

治療開始です。
まず、慎重にレジンを除去します。
レジンの中の虫歯治療で難しいのは、レジンが歯と同じ色をしているために、歯なのかレジンなのか見分けがつきにくい時がある事です。
この写真でも、レジンがまだ残っているのがわかるでしょうか?
白い〇の部分です。
レジンを全て除去しないと、その下の虫歯を取り残してしまいます。

う蝕検知液で、虫歯の部分を判別しても、レジンが残っていると、わかりづらいです。

慎重にレジンを除去すると、歯の神経が顔を出してきました(露髄)。
レジンを除去したところでもう一度染め出しをしてみます。
神経の周りも虫歯で真っ赤に染まります。

露髄した部分が広がらないように、慎重に虫歯を除去しました。
幸い、それ以上広がる事はありませんでしたので、なんとか神経が残せる可能性が高いです。

お薬とセメントをつめて、経過観察します。
痛みが出ませんように・・・。
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Case.27
検診で見つかった、インレーの下の深い虫歯 2

こちらも、検診時にメタル・インレーの下の虫歯が見つかった方です。
初見でインレーの下に虫歯らしき黒い影が見えます。

レントゲン写真で確認すると、インレーの下も虫歯になっているのが見つかりました。

インレーを除去します。
〇部のセメントの下が虫歯になっていると思われます。

慎重にセメントを除去します。
セメントの下はうっすらと虫歯になっていました。

全ての虫歯を除去しました。
今回は、あまり虫歯が進行しないうちに除去する事ができました。
一度治療した歯も虫歯が再発します。
油断せず、定期検診を忘れないようにしてください。
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Case.26
検診で見つかった、インレーの下の深い虫歯

検診目的で来院された患者さんです。
特に気になるところもなかったですが、検査をすると、お口の中の色々な部分に虫歯が見つかりました。
その中の一か所、上の奥歯のインレーの下の虫歯です。

見た目だけでははっきりわかりませんでしたが、レントゲン写真で確認すると、インレーの下で虫歯になっているのがわかります。

インレーを除去して、治療を開始します。

ある程度、虫歯を除去したところで、う蝕検知液で確認します。
赤い部分が虫歯です。
やはり、レントゲン写真で確認した部分が深めの虫歯になっていたようです。

全ての虫歯を除去しました。
お薬をつめて痛みやしみが出ないか、しばらく経過観察しますが、おそらく大丈夫でしょう。
症状が出る前に、検診に来ていただいたことで最小限の治療で済みました。
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Case.25
レジンの下の深い虫歯

歯が欠けたということで来院された患者さんです。
レジンがつめてある部分から隣の歯との間が大きくかけています。

レントゲン写真で確認します。
青い線が神経、赤い線が虫歯です。
神経に触ってしまいそうなほどの大きな虫歯です。
(隣の歯も虫歯がありそうです)

麻酔をして、レジンを外します。
レントゲン写真から想定できるような大きな虫歯ですね。

慎重に虫歯を除去します。
赤く染色されている部分が虫歯の残っている部分です。

全ての虫歯を除去したところです。
何とか神経の寸前で虫歯を食い止める事ができましたが、まれに症状が出る事もありますのでお薬をつめてしばらく経過観察します。
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Case.24
インレーの下の深い虫歯


歯石除去時に、ひっかかりがありましたので、よく見ると浅く虫歯になっていました。
インレー(つめもの)は特に問題なさそうですが、その脇が少し虫歯になっているだけに見えます。
このような奥歯のつけ根などは視認性が悪く、我々でも虫歯に気づきづらい場所です。

レントゲン写真で確認します。
赤い部分が虫歯と思われる部分、青い部分が歯の神経です。
確認すると、インレーの下まで虫歯が進行している可能性があります。

インレーを外して、中を確認します。
どうやら、外から見えた虫歯自体は、浅かったようです。
怖いですが、セメントを外して、さらに虫歯を確認します。

全ての虫歯を除去しました。
レントゲンで確認したように、虫歯は歯肉の奥まで達していた上、神経スレスレの虫歯でした。
小さな部分から見つかった虫歯でしたが、想像以上に大きかったケースでした。
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Case.23
CR(コンポジット・レジン)の下の深い虫歯

奥歯で咬んだ時に、痛みを感じるという訴えで来院された患者さんです。
パッと見は特に問題なさそうな状態ですが、大きなレジン治療がしてあり、レジンの奥もボヤっと黒っぽく見えてアヤシイ感じです。

レントゲン写真で確認します。
黄色い部分がレジン、赤い部分が虫歯、青い部分が神経です。
思った通り、レジンの下で虫歯がかなり進行していました。
この様子では、歯の神経を取る必要があるかもしれません。

麻酔をして、治療を開始します。
レジンを外すと、中から出血してきました。
これは、歯のスキマに歯肉が入り込んでしまったために起こってしまったものです。
おそらく、随分前から虫歯が進行していたと思われます。

止血しながら、電気メスで歯の中に入り込んだ歯肉を除去します。
虫歯と入り込んだ歯肉でぐちゃぐちゃになっている状態でした。
これでは、痛みが出てもおかしくありません。

慎重に全ての虫歯を除去したところです。
〇部が神経の入り口が見えているところです。
神経を保護する処置をして、しばらく経過観察しますが、痛みが出て神経を除去する必要が出る可能性も高いです。
痛みが出ませんように・・・。
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Case.22
劣化したメタルインレーの下の深い虫歯

レントゲンで大きな虫歯が見つかった方です。
古いメタル・インレーの中がぼやっと黒く透けて見えて「アヤシイ!」と思い、レントゲン写真で確認します。

他の歯の治療希望で来院された患者さんで、レントゲンで大きな虫歯が見つかった方です。
以前に虫歯を削って、レジンをつめる治療がしてあります。
表面を見る限り、特に問題はなさそうです。

メタル・インレーを外して確認します。
思った以上に虫歯は広そうです。

メタル・インレーを外して確認します。
思った以上に虫歯は広そうです。

慎重に全ての虫歯を除去したところです。
丸部は、神経の入り口が少し見えている状態で、かなり際どい虫歯でした。

しばらく経過観察後、特に症状もみられませんでしたので、問題なしと判断して最終修復に移ります。

最終的にメタル・インレーをsetしたところです。
メタル・インレーの欠点の一つに他の材料に比べてしみやすい、というのがあります。
今回は、歯の神経のすぐそばまでの際どい虫歯でしたので、メタル・インレーはしみやすいので、慎重に経過観察の必要があります。
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Case.21
問題なさそうなレジンの下で深い虫歯

他の歯の治療希望で来院された患者さんで、レントゲンで大きな虫歯が見つかった方です。
以前に虫歯を削って、レジンをつめる治療がしてあります。
表面を見る限り、特に問題はなさそうです。

レントゲン写真を撮影しました。
青い線が神経
黄色い線がレジン
赤い線が虫歯
です。
思ったよりも深い虫歯をレジンで埋めてあったようで、さらにその中が虫歯になっている状況です。
神経までかなり近い虫歯と思われます。
症状はありません。

まずは、麻酔をしてつめ物を慎重に外してみます。
両歯とも、色々嫌な予感のする所見です。

レジンを除去して虫歯を調べます。
赤い部分が虫歯です。
少しずつ虫歯が出てきました。

慎重にレジンを外して、全ての虫歯を除去しました。
レントゲンから予想される通り、かなり大きな虫歯でした。
症状が出る前に治療が出来て良かったです。
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