JR高円寺駅南口から徒歩2分、雨に濡れずに通える歯科医院です。高円寺・中野・阿佐ヶ谷周辺にお住まいの方で、ご自身の歯でずっとお食事をされたい方は、当院にご相談ください。

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虫歯の治療

虫歯の治療
「歯がしみる」「食事の時になんとなく違和感」――
それは虫歯の小さなサインかも
虫歯は、静かに、でも確実に進行します。

虫歯とは?

虫歯とは?

“歯が痛い”という症状で最初に疑うべきは虫歯です。
虫歯が歯の中の神経を刺激し、痛みが出ている可能性が高いです。

虫歯とは、お口の中に常在する虫歯菌がプラークの糖分を分解する時に酸を出し、その酸が歯の表面を徐々に溶かしてしまう病気です。
「細菌」「糖分」「歯の質」が原因となり、「時間の経過」によって進行していきます。

初期の段階では痛みなどの自覚症状がほとんどなく、気づいたときには進行しているケースも珍しくありません。

虫歯の主な原因

細菌

細菌

一般的に虫歯菌と呼ばれるミュータンス菌を主とした細菌類の多さ。
この細菌が酸を発生し歯を溶かします。

糖分

糖分

砂糖を中心とした糖分は細菌(虫歯菌等)の餌となり、酸を作り歯質を溶かす原因となります。

歯の質

歯の質

歯質の違いによって虫歯になりやすい人となりにくい人がいます。
虫歯菌の作り出す酸に弱い歯質の方も一定数います。

虫歯の進行段階と治療法

虫歯の進行段階と治療法

小さい虫歯(C0~1:歯の表面の白濁~エナメル質内)

虫歯(C0~1)

虫歯が小さいものであれば、虫歯の部分のみを削り取り、「コンポジットレジン治療」により1回で治療することが可能です。
また、エナメル質(歯の一番外側の層)表層のみにとどまった非常に小さい虫歯であれば、治療をせずに経過観察をすることもあります。

やや大きい虫歯(C2:象牙質まで進行)

虫歯(C2)

虫歯が大きくなり、象牙質(歯の内側の層)にまで進行してしまっている場合には、コンポジットレジン治療に加え、歯を削った部分の歯型を取ってつめ物をする「インレー(アンレー)治療」も選択肢として出てます。
 また、虫歯の進行具合に応じて、虫歯を除去後、神経を保護する処置をして、経過観察する事もあります。
治療には2回~3回程度の通院が必要な事が多いです。

大きい虫歯 (C3:歯髄まで進行)

虫歯(C3)

虫歯が歯の部分全体に及んでいる場合には、歯、全体を覆うさし歯「クラウン治療」が必要になります。
さらに、虫歯が神経にまで達している場合には、歯の神経を取り除き、根管をきれいにするための根管治療が必要になってきます。
根管治療は、状態が良ければ2~3回で完了できますが、状態によってはそれ以上、数か月に及ぶこともあります。

 

抜歯が必要なほど大きな虫歯 (C4:残根状態)

虫歯(C4)

虫歯が大きくなり、歯根部分にまで及んでしまっている場合には、抜歯が必要となってしまいます。 抜歯をした場合には、抜いた部分を修復するための治療を行います。 欠損修復には、インプラント、ブリッジ、入れ歯などがあり、それぞれにメリット・デメリットがあります。

虫歯の進行段階と症状、治療法のまとめ

進行段階 症状の目安 治療
C0~1(エナメル質内) 冷水や甘みにしみる程度 経過観察、レジン治療
C2(象牙質まで) しみる、軽度の痛み レジン、インレー治療
C3(歯髄まで) 激しいズキズキ痛み・夜間痛 根管治療+さし歯
C4(残根状態) 歯が崩壊 抜歯+インプラント、ブリッジ、入れ歯

 

お口の中の、特に虫歯になりやすい場所

お口の中には、以下のような、特に虫歯になりやすい場所があります。

小窩裂溝(奥歯の溝)

小窩裂溝う蝕の画像

小窩裂溝(しょうかれっこう)は、奥歯の噛み合わせの面にある小さな溝や窪み(小窩裂溝)の事で、虫歯が発生しやす場所して知られています。
この部分は歯ブラシの毛先が届きにくく、食べ物のカスや細菌が溜まりやすいため、虫歯が進行しやすい特徴があります。
表面からは小さな点に見えても、内部で大きく広がっていることが多いのが特徴です。
予防として、シーラント処置(小窩裂溝を歯科用樹脂で埋めて保護する予防処置)が有効で、11~51%のう蝕抑制効果が確認されています。

隣接面(歯と歯の間)

隣接面う蝕の画像

歯と歯が隣り合っている面(隣接面も、虫歯ができやすい場所として、知られています。
隣接面も、歯ブラシの毛先が届きにくい場所で、お口の中でも特に汚れがたまりやすく、虫歯が発生しやすいという場所です。

この虫歯の怖いところは「特に発見しにくいこと」にあります。
歯と歯の間ですから自身では見つけにくく、歯科医師でも肉眼では発見できないことが多いです。
レントゲン写真で見つかる事も多いですが、それでもうまく隠れてしまい100%発見できるとは限りません。

定期メンテナンスに通われている方は、外観からの微妙な違和感や、歯石除去時のひっかかりなどから、比較的早い段階で見つかる事が多いです。

つめもの、さし歯のまわりや内部(二次う蝕)

二次う蝕の画像

過去に治療した歯のつめ物やさし歯の周囲・内部も虫歯になりやすい場所です。
二次う蝕・再発虫歯とも呼ばれます。

 

原因として、 歯とつめものやさし歯の境目には、時間が経つにつれて小さなすき間が生じ、そこに細菌が入り込むことで、再び虫歯が始まります。

また、つめ物やさし歯を固定している接着剤は、唾液や時間の影響で少しずつ劣化し、細菌の侵入口になることがあります。
これらは、精密なつめものやさし歯を製作すること、治療後の定期的なメンテナンス受診を続ける事で、抑える事ができます。

歯の根元と歯肉の境目(歯頚部)

歯頚部う蝕の画像

歯の根元と歯肉の境い目(歯頚部)も、と歯ブラシが当たりにくく、磨き残しが多くなるため、虫歯になりやすい場所です。
歯周病などで歯肉が下がると、さらに清掃が難しくなる上、歯の外層のエナメル質よりも軟らかいセメント質や象牙質が露出し、虫歯が進行しやすくなります。
さらに、歯の側面から進行する虫歯のため、レントゲン写真からはほとんどは判別がつかないのも、この虫歯のやっかいなところです。

高齢者では歯肉退縮が進むため、この虫歯のリスクがさらに増大します。​

矯正装置の周り

矯正装置の周り画像

ワイヤーやブラケットなどの強制装置がついていると、歯の表面に突起物など色々な複雑な形ができてしまい、虫歯のリスクを高める原因になります。

お部屋の中に色々な物があると、お掃除がしにくくなるのと同じイメージです。

 

また、金属ワイヤーはレントゲン写真にも写ってしまうため、レントゲン写真での虫歯の診断が出来ないのと、ワイヤーを外さないと治療をする事が出来ないため、矯正治療中は、特に念入りにお口の中のケアをしていただく必要があります。

高円寺PAL歯科医院の虫歯治療を支える、
歯科医療機器など

歯科用デジタルレントゲン(CT)
歯科用デジタルレントゲン

レントゲンの品質は歯科治療の診断に直結する、重要な要素です。
当院では、
・高解像度の画像で、より正確な虫歯の診断
・モニター上で画像を拡大しながら、現在の歯の状態や治療方針を説明可能
・低被爆で診断可能
のために、
高精度のデジタルレントゲンを導入しています。

 

マイクロ・スコープ
マイクロ・スコープ

マイクロスコープとは、高性能の歯科用顕微鏡です。

視野を最大20倍まで拡大しながら、肉眼より精密な治療を行います。

通常の歯科治療では目が行き届かない奥歯や歯周ポケットの細部まで確認できるため、

治療の際に発生する可能性がある虫歯や神経、汚染物質の取り残しを防げます。
欠点としては、治療時間がかかるため、治療時間を長く確保できる、自由診療の際を中心に使用しています。

歯科用拡大ルーペ
歯科用拡大ルーペ

歯科用ルーペとは、診療中に使用する拡大鏡のことです。
肉眼では見えにくい細かい部分を、数倍に拡大して見ることができます。

当院では、ライト付きを使用しており、裸眼に比べ、細かい部分、暗い影になる部分がよりはっきりみえます。

診断においても有用ですが、治療の際に、自分の手の動きが2倍、3倍の大きさで視覚に反映されるので、手指の動きも繊細になります。

口腔内撮影用カメラ
口腔内撮影用カメラ

もっと、ご自身が受けた治療がイメージ出来れば、苦痛な虫歯治療の通院も楽になると思いませんか?

高円寺PAL歯科医院では、ほとんどの患者さんに対して、診断・治療・説明に用いるために口腔内写真の撮影を行っています。

治療中の手が止まりますし、患者さんも眩しいのを我慢してもらう必要があるのですが、大画面での描写にも耐えうるしっかりしたカメラ機材で撮影したお口の中の写真は、ぼんやりした口腔内カメラの写真とは、理解度も違います。

また、一度治療に介入すると、初診時の状態にはもう2度と戻りません。
ご自身の最初の状態、途中経過を記録することで治療内容の説明を容易に行うことができますし、何が原因でどこがどう悪くなったのか、後から患者さんと見返して予防に活かすことも可能です。

表面麻酔
表面麻酔

注射の針は、細いほど痛みは感じづらいため、歯科で使用される注射針の中でも最も細いものを使用します。
以前は、市販されている歯科用注射針の中では最も細い針は33G(ゲージ:数字が大きいほど、針が細い)でしたが、現在ではさらに細い35Gの針が販売され、当院で使用しています。

35G(ゲージ)の極細注射針 

33G(ゲージ)の極細注射針

注射の針は、細いほど痛みは感じづらいため、歯科で使用される注射針の中でも最も細いものを使用します。
以前は、市販されている歯科用注射針の中では最も細い針は33G(ゲージ:数字が大きいほど、針が細い)でしたが、現在ではさらに細い35Gの針が販売され、当院で使用しています。

カリエス・チェッカー
カリエスチェッカー

虫歯に反応する専用の薬液です。

カリエスチェックを塗布し、水洗後、色が残っている部分が虫歯です。虫歯の取り残しを無くすことと、不必要に歯を削りすぎてしまうことがないようにするための確認のために使用します。

コントラ・アングル
コントラ・アングル
歯を削る時、タービンという、皆さんが大嫌いな「キーン」と音がするドリルが有名ですが、この写真のドリル(コントラ・アングル)はそれよりも低速回転の種類のもので、健全な歯を削ることなく虫歯に感染して柔らかくなった歯の部分だけを優しく削ってくれます。
 
コントラアングルは、「削りすぎず、丁寧に虫歯を除去したいとき」に最適な機械ですが、反面、タービンほどの切削スピードはないため、歯の切削に時間がかかります。
大部分をタービンを使い、深い部分の虫歯の治療の際にコントラを使う、一手間かける事で、歯を削る量を最小限にとどめています。
深い部分の虫歯の治療の際に一手間かける事で、歯を削る量を最小限にとどめます。
もう一つのデメリットとして、歯を削る際、ちょっと頭に振動が響きますのでご辛抱を。
スプーン・エキスカべーター
スプーン・エキスカべーター

歯の虫歯になってしまっている部分は、健全な部分と比較し軟らかくなっています。
スプーンエキスカベーターはその軟らかくなっている虫歯部分を、機械を使わずに掻きだして除去していくことのできる器具です。
神経が近く、コントラよりもさらに慎重に作業を行っていきたい時などに使用します。

実際の虫歯の治療ケース(ブログ)集

虫歯の治療動画集

よくある質問

虫歯ってどうしてできるんですか?

お口の中にいる細菌が原因です。

虫歯は、口の中にいる「ミュータンス菌」などの細菌が、食べ物の中の糖分を分解し、酸を作り出すことで歯を溶かしてしまう病気です。
歯磨きが不十分だったり、甘い物を頻繁に食べると、虫歯菌が活発になりやすくなります。

虫歯は、経過観察で自然に治る事はありますか?

ごく初期以外はありません。

初期の「脱灰」と呼ばれる段階なら、再石灰化により進行を止められることもありますが、一度穴が開いてしまった虫歯は自然治癒せず、治療が必要になります。
ただし、初期の段階であれば、自然治癒はしないが、あえて治療もせずに経過観察として見守った方が良い事もあります。
これらは、ご自身での判断は無理ですので、定期メンテナンスで早期発見し、ご相談いただく事をおすすめします。

歯が痛くなくても、虫歯という事はありますか?

あります

虫歯って、かなり進行しないと痛みが出ないことが多いです。
「痛くない=大丈夫」と思っていると、気づいたときには大がかりな治療が必要になり…大事な歯の神経を取らなけれいけなくなった、なんてことも。
症状がなくても、歯医者さんには定期メンテナンスに通うようにしてください♪

虫歯になりやすい場所ってありますか?

あります。

  • 奥歯の溝(小窩裂溝): 奥歯にある噛み合わせの溝は、歯ブラシの毛先が届きにくく、食べかすが溜まりやすい部分です。
  • 歯と歯の間:隣接面といいます。 こちらも食べかすが残りやすい部分に加え、歯ブラシだけでは汚れを完全に落としきれないため、虫歯のリスクが高まります。
  • 歯と歯茎の境目: 歯周病などで歯茎が下がると、柔らかい象牙質という部分が露出し、虫歯が進行やすくなります。
  • つめ物やさし歯の周り: わずかな隙間から細菌が侵入し、中で虫歯が進行することがあります。精密なつめ物やさし歯で治療する事で、防ぐことができます。

歯と歯の間にものが挟まりやすいのですが、虫歯と関係ありますか?

歯と歯の間からむし歯が進行している可能性もあります。

歯と歯の間(隣接面)は、虫歯になりやすい場所です。
以前は、物が挟まらなかったのに、挟まりやすくなった場合、虫歯になっている可能性が高いと考えられます。

 親知らずが虫歯になるリスクは高いですか?

ケースバイケースですが、高い事が多いです

親知らずは磨きにくい位置にある事が多いため、虫歯のリスクが高い事が多いです。

虫歯の治療は痛いですか?

最初に少し痛いです

「歯医者=とても痛い」という、昔からのイメージ
特に、チクっとする注射の麻酔が苦手という方が多いと思います。

今はチクっとする注射の麻酔をする前にも表面麻酔という麻酔の痛みを和らげる麻酔を使って、二段階でできる限り痛みを抑えて治療しています。
出来る限り痛みを緩和させる方法を取っています。

前に治療した歯がまた虫歯になる事はありますか?

あります

つめ物やさし歯のすき間から、虫歯が再発することもあります。
だから、治療した歯も油断せず、定期メンテナンスでチェックが大切です。
「もう治したから大丈夫!」と思わずに、定期メンテナンスでしっかり守っていきましょう。
当院で保険外診療をされた方で、定期メンテナンスに通われている方には、再治療が必要になった際の、保証もしています♪

虫歯の治療費はどれくらいですか?

保険治療で1本1,000円程度~です

保険治療で、小さな虫歯で3割負担で1本1,000円~になります。
虫歯が大きく、つめものやさし歯を作る治療が必要になると、費用がかかるようになってきますし、仕上がりによって保険外診療という選択肢も出てきます。
その際も、事前にしっかり費用の目安をお伝えしていますので、気になる方は遠慮なく聞いてください。

虫歯の治療で、保険診療と自費診療の違いは何ですか?

保険治療は、治療法に制限があります。

保険診療は、国が定めた範囲内で、比較的安価に基本的な治療を受けることができます。使用できる材料や治療法に制限があります。
一方、自費診療は、保険適用外の高度な技術や高品質な材料を使用することができ、審美性や機能性に優れた治療が期待できます。

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