こんにちは、高円寺PAL歯科医院の新井です。
「歯石を取ってほしい」という、患者さんが来院されました。
お話を聞くと、歯が黒くて見た目が気になるといいます。
さて、詳しくお話を伺うと、患者さんが気にされているのはどうやら着色のようです。
皆さんは、着色と歯石の違いはわかりますか?
主な着色部位と歯石はこちらです。
着色は病気ではなく見た目だけの問題ですので、厳密に言いますと、保険診療で着色除去はできません。
「歯石除去を受けてさっぱりしたけど、見た目の黒いところは全部取ってくれなかったな~」という経験はありませんか?それは、こういう理由からです。
歯石を拡大した様子です。
こちらの方は、着色の割には歯石は少量が表面上にとどまっている状態でしたので、時間をお取りしてしっかり歯周辺をクリーニングする「ビューティー・クリーニング:60分 1万円」をご提案し、選択されました。
60分かけて、歯をクリーニング・仕上げにコーティングをしました。
着色をしっかり除去するのは意外と時間がかかります。お風呂の掃除をイメージしてもらうといいかもしれません。
着色が残っている部分は、歯ではなく虫歯の治療後につめるレジンが変色しているからです。
こちらを綺麗にする場合は、別途レジンのつめ直しが必要です。
後日の、やり直しの希望をされて帰られました。
こちらのブログを最後まで読んでいただいた、歯の治療に関心の高いあなたのご来院、お待ちしています。
今後ともよろしくお願いします。