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知覚過敏の話-タイトル

こんにちは、高円寺PAL歯科医院の新井です。
TVなどでもよく耳にする知覚過敏とはどういったものでしょうか?

虫歯ではないけれど、歯の神経が過敏になり、冷たいもの(場合によっては熱い物)がしみる症状の事をいいます。
原因は

  • 歯肉の退縮:歯周病や加齢によって歯茎が下がり、歯の中のしみやすい象牙質が露出して起こります。
  • ​​過度なブラッシング: 硬い歯ブラシや研磨剤入りの歯磨き粉を使って強く磨くと、エナメル質が削れたり、歯肉が退縮して起こります。
  • 歯ぎしり・くいしばり:就寝時の歯ぎしりやくいしばりも、エナメル質や歯肉を傷める大きな原因です

などが多いですが、症状によっては、歯の神経を除去する処置が必要になる事すらあります。

Case.5

知覚過敏の画像5-1
知覚過敏の画像5-2

今回も「奥歯がしみる」という訴えで来院された患者さんのケースです。

「以前に通っていた歯医者さんで知覚過敏と診断され、薬を塗って様子をみていたが、最近痛くなってきた。」
との事でした。

お口の中を拝見すると、奥歯が二本、側面がえぐれていて、そっと風をかけると飛び上がるほどしみるようでした。

以前の先生に受診された時の詳細な状況はわかりませんが、この状況ではおそらくお薬を塗っても厳しいと感じ、レジンで側面をつめる処置をする事になりました。

知覚過敏の画像5-3
知覚過敏の画像5-4

今回もしみる症状が強いため、麻酔をして、えぐれている部分にレジンをつめて経過観察します。

あとは、経過観察で症状が改善される事を祈るしかありません、症状も強かったため、これで改善されなかった場合は、歯の神経を除去する治療も考える必要もあります。

→後日来院時、劇的に改善されたとの事でした。
ただし、歯ブラシ圧でこの部分のレジンは簡単に外れてしまいます。十分注意するように磨き方も指導しました。

 

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今後ともよろしくお願いします。

Case.4

知覚過敏の画像4-1

今回は「奥歯がしみる」という訴えで来院された患者さんのケースです。

知覚過敏の方は歯の側面がしみるケースが多いですが、今回は側面もしみるが、かみ合わせの面(咬合面)もしみるといいます。

しみる歯を拝見して「ちょっとこれは難しいケースかもしれないな」と思いました。

知覚過敏の画像4-2

さて、なにが難しいかといいますと、
赤線の部分、歯の溝にあたる部分がかけてるというよりも、不自然に鋭角にえぐれている状態です。

くいしばりなどかみ合わせの力がここに不自然に集中してる可能性が高く、「何かスポーツなどされてますか?」とやんわりお聞きすると、心当たりがあるのか「職場で重い物を持ってくいしばる事が多いです」との事でした。

知覚過敏の画像4-3

レントゲン写真で歯を確認します。

特に中に異常はなさそうですが、油断はできません。
このように大きな力がかかった歯にはレントゲンや見えない傷がついてたりする事もあります。
すると、不定期にしみや不快感が起こる事もあり、原因がわからず途方に暮れてしまう事もあるのです。

知覚過敏の画像4-4

今回は幸運にもえぐれている部分にレジンを薄くつめる事で症状はかなり緩和されましたが、かみ合わせで短期でレジンが剥がれてしまう事も大いに考えられます。

できれば、マウスピースを作製し、日中も歯を保護してほしいですが、仕事中は難しいそうです。。。

状況を説明し、定期的に経過観察に来院してもらう事になりました。

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今後ともよろしくお願いします。

Case.3

知覚過敏の画像3-1

「歯の側面が虫歯になってしみる」という訴えで来院された患者さんです。

これは、くさび状欠損といって、歯ブラシ圧の強すぎや歯ぎしりなどが原因で歯の側面が摩耗した状態の部分が若干の虫歯になった状態です。

くさび状欠損は、知覚過敏の原因になる事が多いですが、症状がなければ経過観察にする事も多いです。

今回は、表面が虫歯になっている事と、しみるという症状があるため、治療をする事になりました。

知覚過敏の画像3-2

麻酔をして、虫歯の部分を除去します。
幸い、表面上の虫歯でしたので、歯の削除量は少なく済みました。

知覚過敏の画像3-3

削った部分にレジンを充填して終わりです。

これでしみる症状は改善されると思いますが、麻酔をしているので、確認は次回来院時になります。

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Case.2

知覚過敏の画像2-1

こちらも、虫歯がとてもしみるという事で来院された患者さんです。

おそらく、以前にもレジンをつめていて、何かの拍子に外れてしまったと思われます。
虫歯ではないとご説明したら安心していました。

知覚過敏の画像2-2

通法通り、上からレジンをつめておしまいです。
今回は、かなりしみるという事で、麻酔をしての処置となりました。
症状の改善については、次回に聞かせていただくことになります。

 

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今後ともよろしくお願いします。

Case.1

知覚過敏の画像1-1

時々、下の奥歯がしみるという症状で、久しぶりに来院された患者さんです。

風を当てる機械でしみる場所を探ってみると、歯の付け根あたりでとても反応がありました。

典型的な知覚過敏といっていいでしょう。

知覚過敏の画像1-2

先ほどの画像ではよくわかりづらかったですが、しみる部分を上から見てみると、少し凹んでるのがわかりますでしょうか。

これは、過度な歯ブラシや歯ぎしりなどが原因で歯の側面が摩耗している状態です。
何も感じない方も多く、その場合はあえて何もしない事も多いのですが、今回のように、大きな知覚過敏症状が出てしまう事もあります。

今回のように目に見えて凹んでる部分が見られる場合は、対処が簡単な事が多いです。

知覚過敏の画像1-3

こちらの写真でもわかりづらいですが、摩耗した部分に、レジンを少し盛ってあげる。
これだけで、劇的に症状が治まる事がほとんどです。
今回も、症状は劇的に緩和されました。

ただし、過度な歯ブラシや歯ぎしりが続く場合、レジンも短期間で外れてしまう事も多いですので、歯ブラシの仕方を変えたり、歯ぎしり防止のマウスピースを作るなどの対処も一緒に考える必要があります。

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今後ともよろしくお願いします。

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